
画像処理エンジニアの転職状況
最新機器に欠かせない画像処理の技術
スマートフォンの普及により、顔認識ロックなどの技術は現在ではデジカメだけのものではなくなりました。スマホのアプリにおいても、画像を認識して加工するアプリや、実用書類などを撮影できるアプリなどが人気を博しています。いまやアプリの開発にも、画像処理エンジニアの能力は欠かせないものとなっているのです。
しかし画像処理エンジニアは、求人の種類として見た場合、SEや情報処理技術者、CGデザイナーなどと分化されていないのが現状です。そもそも画像処理の技術がこうも一般化し、需要が急増したのは、わずか数年での出来事ですので、技術の進歩と普及にまだ業界が追いついていない状態のようです。日本では、情報処理技術者の一部という位置づけを脱しない傾向にありますので、画像処理分野を専門にやってゆきたい方は、アメリカの企業や、外資系企業およびグローバル企業を目指したほうがよいかもしれません。
遅れているとはいえ、日本でも画像処理エンジニアが独立分野の専門家としての地位を確立しつつあります。たとえばCG-ARTS協会の「画像処理エンジニア検定」は、公的資格ですので、画像処理エンジニアへの理解が薄い日本企業にもある程度、通用する資格となっています。
ただし、こうしたアルゴリズムなどを製作するエンジニアは、資格よりも実績のほうがものを言います。実際に画像処理を盛り込んだアプリやソフトを制作し、企業に持ち込むほうが、受け入れられやすいでしょう。そして、そのような実力を示す作品に興味を持ってくれない企業は、避けたほうがよいとも言えるでしょう。
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