
金融系企業のエンジニア求人
金融系のシステムの特徴
金融系のシステムの特徴は大型システムであることとセキュリティの厳格さです。本社、支社、営業所間のみならず他行とも全国規模でオンライン化されており、ネットワークを経由するデータ量は膨大です。また機能は第1次〜第3次オンライン化に伴ってユーザの便利なように複雑化されてきたため、ソースコードの量は数億行とも言われます。銀行の業務上信頼性に重点が置かれ、オンラインリアルタイムシステムが365日24時間ノンストップで稼動しなければならないことから、開発には数百人の人間で当たり運用も24時間体制で行われています。開発者はカットオーバー後も不時の障害に備えて24時間体制で待機しなければならないのです。システム障害時にはなるべくコンピュータシステムをストップさせずに障害解析や補修、再稼動させねばならないため時間との勝負です。このようなシステムを設計したり作成したりするにはコンピュータに知識、ネットワークの知識のほかに金融取引に関する高い専門知識を必要とし、関連資格の取得が奨励されます。ユーザのお金を預かる仕事の性質上、セキュリティの厳格さは他のシステム以上です。開発作業は通常システムを運営する銀行などの金融機関のコンピュータセンター内で行われ、作業者は入退室管理により厳密にチェックされます。開発する作業者によっても権限が違い、他の作業者のIDやパスワードを使ってシステムに入ることはできません。当然守秘義務があるため開発センター内での作業は逐一監視されることはもちろん、日常の行動においても業務で知りえた事項を洩らさぬよう十分注意が必要です。このような開発に携わる人は口が堅いこと以上に日常生活で自己管理ができることが要求されます。
金融系のエンジニアになるには
